先月の末に、新潟県柏崎市にあります、”ドナルド・キーン・センター柏崎”に行ってきました。
皆さんも知ってのとおり、キーン氏は、日本の文学、文化をいち早く海外に翻訳などして伝えてきた方です。
今年2月24日に、96歳で帰らぬ人となりましたが、その功績を讃える場が、ここ柏崎にあります。
展示物に関しては、撮影禁止でしたが、キーンさんが、以前ニューヨークに住んでした部屋が再現されています。
実寸も同じ大きさだそうです。そして、ここにある二枚のドアは、ニューヨークから持ってきた本物のドアだそうです。
ハドソン川に面した一室がそのまま再現されています。素晴らしいことですね。
そこにいると、キーンさんの空気に触れられるように感じました。
資料も豊富にあり、中でも感動したのは、戦時中、日本人捕虜と一緒に聴いたレコード鑑賞の場面でした。
こんなことは、普通では考えられないことですが、キーンさんなればこそのことなのでしょう。
行ってみたいと思っていたのですが、近くにありながら中々足が向きませんでした。
亡くなってからの訪問となりました。
小一時間ほど見て回りましたが、まだまだ時間が足りませんでした。
もういちど、ゆっくり見てみたいところです。
皆さんも、是非一度訪れてみてください。駅より歩いても20分くらいで行けますので