ちょっと前になりますが、長岡市立劇場で佐渡裕指揮、シエナウインドオーケストラ
のコンサートに行ってきました。
ほんと、久方ぶりの生のブラス演奏でした。
いやー、すごく良かったです。そして、感動しました。
何故このコンサートを聴きに行ったかと言うと、実は、50年ほど前に高校の
ブラスバンド部で、大会の自由曲をこの”ローマの松”を演奏したことがあり、
その懐かしさから、それと、佐渡さんが棒を振るというので、楽しみに来ました。
イタリア人のレスピーギという人が書いた曲です。
私たちが演奏したのは、”ローマの松”の中の”アッピア街道の松”という曲でした。
この曲には、”ローマの松”だけでなく、”ローマの祭り”と”ローマの噴水”という3部作
で創られていたようで、初めて知りました。
今回は、その3部作すべてを演奏してくれました。
ローマ軍の行進や、祭りの風景、季節の移り変わりなど、音でそれを表現しています
トランペットのファンファーレや、ホルンの響き、フルートの音色で表現していまし
た。
本当に壮大な交響詩と言ってはばからない素晴らしい響き!!
ブラスの祭典というに相応しい演奏でした。
50年前の演奏を思い出させてくれました。
本当に、聴きに来てよかったです。
演奏の最後には、楽器をもってこられた方たちが、演壇に上がり、シエナと一緒に
”威風堂々”を合奏して終えました。これも、素晴らしいなと思いました。
昔の作曲家は偉大ですね。
帰って来て、さっそくネットで買いました。
買ったのは、佐渡さんではなくて、小澤征爾さんのボストン交響楽団の”ローマの松”
3部作です。
聴いてみると、今回聴いた感じとは、また別の曲のように感じられました。
柔らかいというか、やさしいというか、やっぱり違います。
でも、いい曲です!
音は、楽団によってこうも違うのかと感心させられました。
音楽はイイですね。