以前このブログに、松下幸之助氏の本を書きましたが、その時見開きの右手に
わずか3センチ四方のカット絵が載せてありました。
6ページから112ページまで、枚数にして53枚の絵が描かれています。
3センチほどなので、ほんとに小さい絵なのですが、とても素敵な絵なのです。
誰なのだろうかと表紙を視ましたら正井和行と書いてありました。
ちょっと、興味があり調べてみましたら、なんと日展で何度も入選され、日展の
審査員もされていた、名実ともに日本画壇を代表する方ではありませんか。
ビックリしました。
そんな有名な方が、カット絵をかいておられるとは驚きでした。
正井さんの絵は、カット絵では、植物や果物、野菜、鳥、器など具象画ですが、
作品はほとんどが、抽象画で墨絵のような静かな絵がほとんどです。
一度、本物の絵を観たくなりました。
こんなシーンで絵と出会うとは思いもよりませんでした。
いつか、正井さんの絵と対話ができる日をみつけたいと思っています。