先月の最終日曜日に、弥彦の丘美術館で開催されている”五十嵐七郎展”に
行ってきました。
五十嵐さんは、地元新潟の生まれで、新潟フジカラー入社後写真愛好家向け
写真教室の新設運営を担当 そこから写真に入り込むようになり数々の入選をし
現在は、”芸展”の公募審査員をするなど、とても写真には深い慧眼の眼をお持ちの
方です。
残念ながら、中の写真は撮影禁止とのことで、ここには載せられませんでしたが、
ほとんどが、新潟県内の自然を写した写真でした。
それも、普通の何気ない風景を切り取った写真ですが、それが一枚の絵になって
こちらに向かってきます。
私が、特に印象深く受けたのは、春先の津南町で撮られた、”根明けの頃”という題の
川の対岸に林立している針葉樹の並木の下の雪解けに出る木の周りが解けてそこだけ
土が見えてくる風景をきりとったものと、”散りて美しく”と云う題の椿の花が下に
落ちている風景の写真が、心に刺さるものでした。
他にも多くの写真がそういった何気ない風景ですが、そこにグッとくるものがあり、
素晴らしい写真ばかりでした。
こういう風にとればいいのかというアドバイスをいただいたように思いました。
今回は、26点の写真でしたが、もっと見てみたいなと思いました。
館の入り口にありました新聞の切り抜きを載せておきます。
この美術館は、小さいですが、とても雰囲気の良い美術館で私の好きな雪梁舎美術館
と共に新潟の誇る美術館だと思います。
たまには、心の栄養と眼の保養にこうしたところを見て回りたいと思います。
コロナでなかなか外に出かけられない日々を送ってきましたが、丸三年が経ち
ワクチンも多くの人が打って感染も収まりつつあるようなので、元へ戻して
行ければなあと思います。
新潟には良いところがホント、たくさんあるのですね。
五十嵐さん、どうもありがとうございました!